検査/施設案内

検査・治療項目の紹介Inspection

超音波診断

超音波画像診断装置のデジタル化や高周波化による画質の向上により、整形外科運動器領域でも超音波検査(エコー)の普及が進んでいます。
エコーは筋・腱・靱帯・血管等の軟部組織の画像描出に優れています。そしてレントゲンやCTのように被ばくがないという点で身体への侵襲が少なく、静止時だけでなく、リアルタイムに筋・腱・靱帯の断裂、損傷や血流の動的評価も行うことができるのが利点です。
またエコーはリウマチ関節滑膜の炎症の有無も確認でき、関節リウマチの早期診断にも適しています。

【イメージ】超音波診断

骨密度検査(DXA法)

DXA法(デキサ法:二重エネルギーX線吸収測定法)は、2種の異なるエックス線を照射し、骨と軟部組織の吸収率の差で骨密度を測定する方法です。
被ばく量は少なく、迅速かつ精度の高い測定ができ、骨密度測定の標準方法です。このDXA法で、腰椎正面、大腿骨頸部を測定しています。

【イメージ】骨密度検査(DXA法)

神経ブロック

なんらかの原因で末梢神経が圧迫されたり、滑走が低下するような障害が発生することでその神経の支配領域に疼痛やしびれなどの症状が発生します。
その障害された神経の周囲に正確に痛み止めや炎症を止める薬液を入れることにより痛みを軽くする治療です。

【イメージ】神経ブロック

仙骨裂孔ブロック(硬膜外ブロック)

腰部脊柱管狭窄症や腰椎椎間板ヘルニアで腰の神経が圧迫された場合、下肢痛のため歩けなくなることがあります。エコーで確認しながら、仙骨裂孔というお尻の上の部分から、腰の神経周囲(硬膜外という場所)に目がけて痛み止めの麻酔や炎症を止める薬液を入れて神経周囲の炎症を取って行きます。

神経根ブロック

頸部・腰部の椎間板ヘルニアや脊柱管狭窄症によって神経が圧迫された場合、上肢や下肢に疼痛・しびれが出現することがあります。レントゲン・エコーを使用しながら、神経根という神経の枝に直接針を刺し痛み止めの麻酔や炎症を止める薬液を入れます。

正中神経ブロック

手根管症候群は手首にある正中神経が圧迫され手がしびれる病気です。エコーを使用し圧迫された正中神経周囲に痛み止めの麻酔と炎症を止める薬液を入れます。

大腿外側皮神経ブロック

外傷やベルトなどで骨盤の前の浅い所にある神経を圧迫し大腿外側がしびれる事があります。エコーを使用し大腿外側皮神経周囲に麻酔薬や生理食塩水を入れる事でしびれや痛みを軽減します。

ハイドロリリース

ハイドロリリース(hydrorelease)とは、生理食塩水または局所麻酔薬を用いて筋膜(筋肉と筋肉の間の膜)や末梢神経周囲の滑走性低下(軽度な癒着のようなもの)を改善する治療法です。
今までレントゲンや CT、MRI などでわからなかった疼痛の原因の一つがこの筋膜や神経周囲の滑走性低下であることが分かってきています。それに対してエコーではリアルタイムに動的評価が行えるため、エコーで滑走性の低下があると思われる部位にピンポイントで注射することで治療します。

【イメージ】ハイドロリリース

サイレントマニピュレーション

サイレントマニピュレーションとはいわゆる四十肩、五十肩と言われる「肩関節周囲炎」に対して行われる新しい治療法で、入院せずに外来で行うことが出来ます。
肩が上がらない、服の着脱が困難、夜寝るときに痛みが出現し寝付けないなどの症状が持続する患者様に対して、肩に麻酔を行い、縮んでしまった関節包を剥がすことで疼痛軽減・肩の動きの改善を図ります。

五十肩の治療法
【イメージ】サイレントマニピュレーション

モヤモヤ血管治療

モヤモヤ血管とは、痛みの原因部位にできてしまう「異常血管=モヤモヤ血管」のことです。モヤモヤ血管治療は、痛みの原因となってしまうモヤモヤ血管を安全性の確立した塞栓物質(イミペネム・シラスタチンという抗生物質)で詰めることでモヤモヤ血管をなくしてしまう治療法です。

モヤモヤ血管治療について
【イメージ】モヤモヤ血管治療

当院施設・設備の紹介Facility

当院施設のご紹介

【写真】外観
外観
【写真】待合室
待合室
【写真】処置室
処置室
【写真】リハビリ室
リハビリ室

当院設備のご紹介

【写真】レントゲン
レントゲン
【写真】骨密度測定装置
骨密度測定装置
【写真】超音波診断装置(エコー)
超音波診断装置(エコー)

リハビリ機器

【写真】トレッドミル
トレッドミル
【写真】低周波治療器
低周波治療器
【写真】キセノン光線治療器
キセノン光線治療器
【写真】牽引治療器
牽引治療器