2022年02月のブログ記事一覧Blog
日本医師会認定健康スポーツ医
2022.02.19
こんにちは、院長の筒井です。
以前ブログで記載しましたが、研修を受けたことで日本医師会認定健康スポーツ医の資格を取得しました。今後も自分に必要な資格は取得していき、さらに知識・技術を身に着けていこうと思います。
常に進歩していくことを意識して、こつこつと1に努力、2に努力、3にも努力の気持ちです!
健康スポーツ医とは
『地域社会において運動への関心が高まってきていることや、特定健診後の保健指導における運動指導が重要であることから、運動を行う人に対して医学的診療のみならず 、メディカルチェック、運動処方を行い、さらに各種運動指導者等に指導助言を行い得る医師として日本医師会が養成した医師』
引用:日本医師会認定健康スポーツ医 http://nintei.med.or.jp/sportsdoctor/outline/
リハビリ勉強会⑥ 変形性股関節症
2022.02.16
こんにちは、院長の筒井です。
まだまだコロナウイルスが猛威を振るっており、身近な施設などでも感染の話を耳にすることが多くなってきました。いつ自分が感染してもおかしくない状況だと感じる日々ですが、よりいっそう標準的な感染対策を怠らず、自分の身は自分で守るという気持ちです。皆さんもお体にお気を付けください。
さて、そんななかでもクリニックとしてのレベルアップは怠らず、勉強会は引き続き行っています。今回は変形性股関節症についての勉強会を行いました。簡単にまとめておきます。
変形性股関節症は変形性膝関節症に比べて有病率は低いです。ちなみに膝関節の有病率は40歳以上で男性42.6%、女性62.4%に比べて股関節の有病率は1.0-4.3%と言われています。確かに診療を行っていてもそのくらいの比率だと感じます。
原因の80%が発育性股関節形成不全(DDH)と言われています。DDHとは子供のころの股関節脱臼や骨盤の臼蓋という受け皿の役割をしている部分が浅かったりするために将来的に変形性股関節症に移行していきます。
乳児期
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成人後変形性股関節症への移行経過
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治療は、疼痛のコントロールとしての内服薬や股関節周囲の安定性向上のため筋力トレーニングを行います。それでも症状改善なく、股関節の可動域低下(靴下を股関節を曲げてはけない、あぐらをかけないなど)や歩行時の股関節痛が持続する場合は手術療法を検討します。
手術療法としては、年齢や状況に応じて、関節温存手術や人工関節置換術が行われることが多いです。
上記の症状や変形があったとしても変形性股関節症以外の疾患の可能性もあるので、近くの整形外科を受診し治療方針をご相談することをお勧めします。
引用:日本整形外科学会ホームページ、KYOCERAホームページ