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運動器リハビリ空き時間お知らせボード
2022.12.22
こんにちは、看護師の宮川です。
今年も後わずかとなりましたが、筒井看護、リハビリ部からのお知らせです。
この度、運動器リハビリの当日空き時間枠が来院された患者様に一目で分かるようにホワイトボードの設置をいたしました。
運動器リハビリご利用の患者様においては予約枠不足により、なかなかご希望に添えず大変ご迷惑をおかけしております。物療リハビリや診察でご来院時にぜひボードをご確認の上、空き枠がありましたらスタッフにお申し出いただければ、飛び込みで運動器リハビリを行うことができます。
また、最近姿勢が気になる、歩きずらいなどなど、運動器リハビリにご興味がある方もぜひ当院スタッフまでお気軽にお声掛けください。
運動器超音波機能解剖ハンズオンセミナー
2022.12.08
こんにちは、理学療法士の椿です。
12月に入り、朝晩だけでなく日中もかなり寒くなってきましたね。体調は崩されていないでしょうか。
さて、先日の11月30日、12月1日の二日間で岐阜県にある運動器機能解剖学研究所のセミナーに参加してきました。研究所は岐阜駅から車で10分くらいのところにあります。
今回のテーマは、「エコーハンズオン ベーシック・アドバンス」で、二人一組のペアになりエコーの基礎から運動療法まで幅広く学ぶことが出来ました。
私たちは生活する中で、痛みによって関節の動きが制限されたり、力が入りにくくなったりすることがあります。講師である林典雄先生から、エコーを使用する利点の一つは、患者さんが動かしたら痛いと訴えるところ(筋肉、関節、靭帯、皮膚など)に直接エコーを当てて、動かしながらどこが痛いかを明確に評価できる点だと教えて頂きました。そのためにも、より細かいところまでの解剖の知識とエコー操作の技術をもっと身につけなければと思いました。
今回は下関の病院で働いている元同僚の理学療法士と参加し、久しぶりにお互いの近況や臨床で悩んでいることなど話すこともできました。同じ下関で働く同志として今後も職場の垣根を越えてともに学び、痛みで苦しんでいる地域の方のために貢献していきたいと思います。
スタッフとクリニック見学
2022.11.16
こんにちは、院長の筒井です。
本日は当院の診療は休診とさせて頂き、久留米市にある『まつもと整形外科』に縁あってクリニック見学をさせて頂きました。
まつもと整形外科はスタッフの人数も、診療されている患者様の人数も当院よりもずっと多く、当院が目標とするクリニックの一つです。そのような自分たちよりもずっと先を進んでいるクリニックから少しでも良い部分を吸収して、当院に取り込んでいきたく、見学をお願いしたところ快く受け入れて頂きました。
まつもと整形外科に到着すると、入り口・応接室にウエルカムボードがあり、見学・勉強させていただく身であるにもかかわらず自分たちが逆におもてなしを受けました。
そのようなおもてなしの意識の高さは診療の隅々に、そしてスタッフ全員にいきわたっており、患者様への対応もとても丁寧なもので、当院でも今以上に意識を高く診療にあたらなければと考えさせられ、多くのことを学ぶことができました。
自分たちの質問にも真摯に対応していただき、当院の各部署のスタッフも多くの刺激を受け、とても有意義な時間となりました。
まつもと整形外科の先生、スタッフ様にはお忙しい中、お時間を割いていただき本当にありがとうございました。
本日学んだことを当院に落とし込んでいき、より良いクリニックの成長に繋げていこうと思います!
昼食と各スタッフへの手紙までありました。感動することばかりでした!!
運動器機能解剖学研究所での研修
2022.10.30
こんにちは。理学療法士の椿です。
先日の10月26日、27日に、岐阜県にある運動器機能解剖学研究所という研修施設に当院のPTと二人で行ってきました。念願の研究所訪問です。
「岐阜」という地名はあの織田信長公が命名したことをご存じでしょうか。岐阜駅前には巨大な黄金の織田信長像が設置されており、夜はなんとも綺麗にライトアップされていました。
さて、今回の研修のテーマは1日目が「足関節・足部に対する機能解剖学的運動療法」、2日目が「クリニカルインソール療法」で、講師は研究所の林典雄先生と岸田敏嗣先生でした。足関節と足部は骨折や捻挫(靭帯損傷)をはじめ、足底腱膜炎やシンスプリントなど日常生活動作や仕事、スポーツなどにより本当に多くの障害が起こります。
今回の研修で、患者さまが痛みを訴えている部位にはどのような組織(骨・筋肉・靭帯・神経・脂肪など)が存在するのか、足関節・足部の痛みの原因となっているアライメント(姿勢)や動作は何なのかを解剖学、運動学を中心にしっかりと考え的確に治療できるようにもっと勉強しなければと思いました。また、2日目のインソール(靴の中敷き)の研修では2人ペアで実際に一からインソールを作成し、歩きやすさを実感することもできました。
実際に足部のトラブルで困っている患者さまにインソールを提供できるまではまだまだ修行が必要です。今回学んだ内容を院内スタッフで共有し日々研鑽して参ります! 朝晩は寒くなってきましたね。お身体に気をつけてお過ごしください。
痛みの原因 モヤモヤ血管治療
2022.10.25
こんにちは、院長の筒井です。
今回は「痛み」の新しい治療法についての話です。
10/22に東京の表参道にあるオクノクリニックに病院見学に行ってきました。オクノクリニックの奥野祐次先生が開発したモヤモヤ血管治療について治療手技を研修させてもらいにいきました。
モヤモヤ血管治療とはなかなか聞きなじみのない言葉だと思います。実際、私自身もこの治療法を知ったのは最近です。
この治療自体、奥野先生が開発され治療として使用できるようになってまだ数年程度であり、どこの病院でも自由に行えるものではなく、オクノクリニックとライセンス契約を行っている病院でしか治療を行えません。先日ブログにも記載した、超音波学会で奥野先生が発表されていたのを聞き、この治療法は今まで治療できなかった患者様の症状を治療できる武器になると思いすぐに契約し、病院見学を受け入れて頂きました。
病院見学では治療方法や細かい注意点などを知ることができましたし、それ以上に来院される患者様の声を直接聞くことが出来たのはとても貴重な経験でした。整形外科的にもなかなか痛みをとることが出来ず悩むことが多い、へバーデン結節(指の第1関節部の変形)や足底腱膜炎、CM関節症、五十肩、肩こりなど多くの症例で症状が緩和したと患者様の喜んでいる姿を拝見出来、この治療法は素晴らしいもので当院でも行っていこうと改めて思いました。
さてこの治療法についての話です。
整形外科は上記にも記載した疾患や腰痛、関節痛などの痛みに関わり、色んな痛みに対して状態にあった治療を提供しています。しかし「痛み」の根本はそこに痛みを伝える神経があるからです。例えば捻挫をしたとして、その部分の靭帯が傷んで出血するためにはれると思いますし痛くて足をつくのも大変になると思います。足をつけないほどの痛みは靭帯が傷んで痛いわけではなく、靭帯を損傷することで靭帯の周りにある痛みを伝える神経にも刺激が入るために痛いと感じるわけです。その証拠に靭帯が切れたことが痛いのならば、靭帯を修復しないと一生痛いはずですが靭帯が切れたままでも普通に痛みなく生活している人はたくさんいます。その人達はある程度修復されて、神経への刺激が減ったためと思われます。
そのように完全に修復しなくても、神経への刺激がなくなり、痛みがなくなれば良いのですが、今回の本題の『モヤモヤ血管』が出来てしまい、痛みが続くことがあります。組織の損傷部位には体が修復しようとして異常に毛細血管(モヤモヤ血管)が増えます。下記の画像は足底腱膜炎の症例に造影剤を使用して、血管を確認している様子ですが、三角のマークがある踵の部分にもやもやとした異常な血管が出来ているのがわかります。(オクノクリニックホームページより引用)
そして人体のルールとして血管が増えるとそれと一緒に伴走して神経も増えます。しかしこの新しく増えた毛細血管は元々存在している血管とは違い即席的に作られたもののために脆弱であり、そのため痛み物質(炎症性サイトカインなど)が放出され、一緒にできてしまった神経に刺激が入りいつまでも痛みが続くことがあるというメカニズムです。高齢になればなるほどこのように異常な血管が出来やすいため、年をとると治りが遅いというのはこのようなことも原因かもしれません。もちろん全部のけががこのようになるわけではなく、捻挫などは初期の治療でしっかり固定し、損傷部位が治りやすい環境を整えてあげれば大丈夫ですが、なにもせずほったらかしておくと体は修復しようとしながらも、日常的な負担で損傷が繰り返され、その間にモヤモヤ血管が出来ていまい、痛みがひかないということになるのだと思います。
さて前置きがかなり長くなってしまいましたが、モヤモヤ血管の治療法はこの異常な血管を詰めてしまうというものです。モヤモヤ血管ができている部位よりも上流の動脈から塞栓物質(抗生剤)を投与します。そうするとその部分よりも末梢にある血管は一時的に詰まります。正常な血管では詰まった粒子はすぐに溶けて開通しますが、モヤモヤ血管は脆弱であるために開通させる力も弱く、詰まったままの状態になるのです。そうすることでモヤモヤ血管がなくなり、痛みが緩和されるということです。
下記の画像は手の痛みに対しての治療風景です。手よりも上流の動脈の血管に管を留置し、薬を投与することで、末梢である指などにながれていきます。
血管を詰めると聞くと少し怖いと思われるかもしれませんが、重大な副作用や合併症が起きず、安全性の確立されていることは奥野先生が研究や数多くの症例で発表されています。詳しくはオクノクリニックのホームページ(https://okuno-y-clinic.com/)に論文なども載せられているので確認してみて下さい。
オクノクリニックではカテーテルを使用した全身的に疼痛のある部位を造影剤で確認してピンポイントでモヤモヤ血管を詰めるという治療もされていますが、今回ライセンス契約で当院で行えるようになった治療は手、足、肘といった末梢の部分のモヤモヤ血管に対して行える動注治療になります。実際の治療動画などもオクノクリニックのホームページで動画紹介(https://okuno-y-clinic.com/movie)されていますのでご覧になるとイメージしやすいかもしれません。
すべての痛みがこれで解決するわけではありませんが、私としては少しでも今まで改善しなかった痛みに対抗できる手段が増え、それによって苦しんでいる患者様に良い医療を提供できれば幸いと思い、今後の診療に取り入れていこうと思います。
RUSIworkshop 運動器エコーセミナー
2022.09.21
こんにちは、理学療法士の椿です。
日曜日から接近していた台風も過ぎ去り、季節もガラッと変化してきましたね。台風による被害やお怪我など皆様は大丈夫だったでしょうか。
先週の9月17日~18日に大阪で開催された運動器エコーのセミナーに参加してきました。今回も大阪港近くのコスモスクエア駅から徒歩3分にある森ノ宮医療大学で開催され、7月の下肢・体幹編に続き、今回は上肢・頚部のエコーの実技が中心に行われました。
今回のセミナーでは神経や骨、筋肉をエコーに映し出すだけでなく、講師の先生や実技アシスタント先生から治療につながる多くのアイデアをご教授いただきました。
私たち理学療法士が運動器エコーを使用することで何にアプローチしているのか、また、何が変化しているのかが明らかになります。そのためにもエコーの画像を見た目だけで判断するのではなく、組織の厚さや硬さなど数値的な評価をきちんと実施していくことが治療への近道、患者様の早期回復につながると感じました。
まだまだわからないことばかりです。これからも院長をはじめ在籍する理学療法士とともに研鑽して参ります!
下の写真は最寄り駅と大阪港の写真です。天気がもう少し良ければよかったですが。
新しい治療機器導入&エコー勉強会
2022.09.07
こんにちは、院長の筒井です。
本日は台風の影響がどの程度あるか分からず、スタッフの安全も考え、休診とさせて頂きました。結果は大して台風の影響はなく、来院予定であった患者様には大変ご迷惑をおかけいたしました。
午後にはほとんど台風の影響もなく、もともと休診予定ではなかったため、せめて自分たちの研鑽の時間に使おうと思い、理学療法士と共にエコー勉強会を行いました。普段日常業務でまとまった時間を勉強会に使えないのでとても有意義な時間になりました。
エコーを使った勉強は、私たちが普段触診しているものが本当に自分が想定している筋肉や皮下の組織なのか、患者様が痛みとして感じているものがどの組織なのかなどを視覚化することが出来、今まで以上に解剖的な知識、触診の技術の向上ができます。
当院では医師と理学療法士で共にエコーを使用し、より良い治療を提供できるように切磋琢磨しています。私自身勉強熱心な理学療法士に負けないように日々勉強です!!
また医療機器でも治療効果の高いものが多く存在しており、この度『パワープレート』、『フィジオアクティブ』を導入しました。
上の写真はパワープレートです。パワープレートの効果ですが、振動によって筋肉を刺激することでトレーニング効果を与え、血液循環をサポートし、身体のコンディションを整えてくれます。30秒間上に乗っているだけでも意外と筋肉が使われていることを実感します。少しでも患者様の健康向上に使用していければと思います。
そしてもう一つが下の写真の『フィジオアクティブ』です。
なんだか小さい機会と侮ることなかれです。多くのトップアスリートも使用しているハイボルテージ電気刺激治療器です。瞬間的に高電圧の電流を流すことで、鎮痛効果やリハビリでの筋萎縮改善、筋力トレーニングを行うことができます。
今後も常に自分たちの知識のアップデート、治療技術向上に加えて、治療効果の高い医療機器を導入し、患者様の症状改善に少しでも力になれればと思います。
慢性腰痛に対する運動療法
2022.09.01
こんにちは、理学療法士の椿です。
8月27日、28日に福岡で開催された腰痛のセミナーに参加してきました。テーマは「慢性腰痛の機能解剖学的診方・考え方 ~病態の解釈と運動療法のマッチング~」で、講師は林典雄先生でした。
国民生活基礎調査によると腰痛の有訴者率(自覚症状がある人の率)は男性で第1位、女性で第2位と報告されており、幅広い年代で腰痛に悩んでいる人が多くいらっしゃいます。また、一括りに腰痛といっても人によって痛みが出る部位や症状、年代によっても腰痛の原因は様々です。
今回のセミナーでは腰痛の関する細かい解剖や基礎研究を基にした慢性腰痛の病態の解釈とその評価、そして実技を交えながら腰痛に対してのアプローチを学ぶことができました。講義、実技ともに目から鱗の情報が満載で、とても有意義な時間を過ごすことができました。
院内でも今回学んだ内容を共有し患者様に還元できるよう励んで参ります。
朝晩はだいぶ涼しくなってきましたね。季節の変わり目ですので、お体に気をつけてお過ごしください。
院内勉強会 サイレントマニピュレーション
2022.07.31
こんにちは、院長の筒井です。
前回第33回日本整形外科超音波学会に参加したことをブログに書かせて頂きました。その学会では当院でも行っているサイレントマニピュレーションについての多くの講演がありました。まだ全国的にどのクリニックでも行っている手技ではないですが、講演されていた先生方の症例や治療方法、リハビリによる経過などの内容を聞いてとても勉強になりました。やはり四十肩・五十肩(凍結肩)に必要な手技だと改めて認識しました。
サイレントマニピュレーションを行うにあたって、私だけでなく当然スタッフ全員がそのことについて十分に理解していることが大事であり、特にサイレントマニピュレーション後の理学療法士による運動療法を行うことで、その治療効果を更に高めてくれることになるので、今まで以上に連携や知識の共有の必要性を感じ、院内勉強会を早速行いました。今後も勉強会を定期的に行いクリニック全体としてのレベルも上げていければと学会参加を通してモチベーションがあがりました。
学会では他にも今まで当院で行っていなかった新しい治療方法なども学ぶことができました。良いものは当院にも取り入れていき患者様に少しでも還元できるように日々精進していこうと思います。
百花繚乱 第33回 日本整形外科超音波学会
2022.07.24
こんにちは、院長の筒井です。
この度第33回日本整形外科超音波学会に参加してきました。
やっと落ち着いてきたと思ったコロナですが、ここ最近増加傾向でありこの度不参加も考えましたが、日進月歩の医療についていくためには日々学んでいくことが大事であり、またその学んだことを診療に活かしたく、感染対策を十分に行った上で参加させて頂きました。
現在整形外科分野(運動器疾患)において超音波を使用した検査や治療方法は目覚ましい発展を遂げています。今まで分からなかった痛みなどが超音波を使用することで解決できることも増えてきています。そんな中でのこの度の学会の内容は私にとって刺激的で多くの演者の先生から新しい治療方法や考え方がこれでもかというほど学べてとても有意義な時間でした。
また、まだまだ全国的に多くはないですが理学療法士においても超音波を使用しながらの正確な評価、治療を行うことで今までよりも治療の質を向上できる可能性が示唆されてきています。この度の学会でも理学療法士の先生方の超音波を使用した評価・治療方法の発表が多くあり、とても勉強になりました。当院でも少しずつ理学療法の中にエコーを取り入れていきたいと考えており、当院の理学療法士も本学会に積極的に参加してくれました。
2人とも演者の先生方の内容が凄すぎて消化不良気味ですが、少しずつでも演者の先生方に追いつけるように学んだことを整理しつつ、明日からの診療にこの知識・経験を活かしていきたいととてもモチベーションの上がる学会で、本当に参加してよかったと思います。
明日からも頑張ります!!
観光は出来ませんでしたので、広島駅のお土産コーナーだけふらっと見てきました。初めて広島駅で降りましたが、さすが広島駅でした。
・・・新下関駅も発展していってほしいなぁ。
駅からすぐの学会会場