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交通事故後の首の痛み
2021.12.09
こんにちは、院長の筒井です。
年末が近づいてきていますね。今年で私も当院のクリニックの院長となり、2年がたちました。大変なことばかりでしたが、やっと総合病院での勤務医から開業医でのかかりつけ医としての働き方や治療の仕方に慣れてきたかなと思います。このままの勢いで今年中に出来ることや日々の勉強はだらけることなくやりきろうと思います。
そういうことで、月に一度のリハビリ勉強会を昨日院内で行いました。今回は「外傷性頸部症候群」について勉強しました。聞きなれない病名かもしれませんが、簡単にいうと交通事故後の首の痛みなどのことです。しかし症状は多彩で、頭痛や腕のしびれなどを起こすこともあり、治療に難渋することもあります。
今回も理学療法士のスタッフと意見交換しながら勉強でき、少しでも日々の治療に生かしていければと思います。
皆様も年末は忙しいかと思いますが、お体ご自愛下さい。と言いながら自分は年末まで突っ走ろうと思います。
健康スポーツ医学講習会(後期)
2021.11.28
こんにちは、院長の筒井です。
11/27.28と健康スポーツ医学講習会の後期に参加しました。2日間終日講習会であったため、11/27の診療は休診としなければならず、患者様には大変ご迷惑をおかけしました。
前期・後期と様々な内容の講習会であり、今まで知らなかった知識もあり勉強になりました。しかし基礎的な内容であるため、これを日常診療にどれだけ昇華できるかは自分の努力次第だと思いました。今まで以上に患者様に対して安全・健康にスポーツを行っていけるようなサポートができるように頑張っていきます。
11th SMAP
2021.11.23
こんにちは、院長の筒井です。
本日は勤労感謝の日ということで休日でしたので、SMAPというエコー(超音波)を中心とした勉強会に終日参加しました。
現在整形外科領域ではエコーを使用した運動器診療がトピックとなっています。実際最近まで整形外科領域ではエコーはあまり使用されておらず、レントゲンやMRIなどの検査では異常がないけど痛みはあるというものに対して治療出来ないことがありました。
しかしエコーを使用しながらのハイドロリリースなどでの治療は今まで改善しきれなかった痛みに対してアプローチすることが出来るようになり、今まで分からなかった疼痛の原因がわかるようになってきています。まだまだ未開拓の領域ではありますが、日々全国の整形外科の先生方が開拓しており、本日の勉強会も今まで知らなかった疼痛の原因や治療の方法をエコーを使用しながら発表されており、とても勉強になりました。
明日からの診療に活かしていけるように自分も日々研鑽を積んでいこうと思います!
リハビリ勉強会 変形性膝関節症
2021.11.11
こんにちは、院長の筒井です。
今回はリハビリ勉強会を始めて3回目。月1回で行っていますが、1カ月がとても早く、準備がギリギリになってしまい焦ります。次回まで行えば、なんとか3日坊主はクリアです。目標が3日坊主にならないという低いものであり、すでに危ない気がしますが1年は続ける予定ですので、頑張っていきます。
今回は変形性膝関節症についてでした。整形外科疾患としてはとても多い症例でよく経験するのですが、症状や患者様の背景は多様ですので、1つ1つの症例に合わせて治療を考えていかなければいけません。治療についてまだまだ検討・考察していく余地があると思います。当院の理学療法士のスタッフも皆勉強熱心であり、自分も負けないように日々切磋琢磨していこうと思います。
健康スポーツ医学講習会(前期)
2021.11.06
こんにちは、院長の筒井です。
本日は日本医師会主催の認定健康スポーツ医の講習会があり休診とさせて頂きました。患者様には大変ご迷惑おかけします。
11/6、7が前期であり、今月の11/27、28に後期があるため、27日は再度休診の予定としています。申し訳ありません。
・健康スポーツ医とは
『地域社会において運動への関心が高まってきていることや、特定健診後の保健指導における運動指導が重要であることから、運動を行う人に対して医学的診療のみならず 、メディカルチェック、運動処方を行い、さらに各種運動指導者等に指導助言を行い得る医師として日本医師会が養成した医師』
(日本医師会認定健康スポーツ医 健康スポーツ医とはより引用)
資格をとって少しでも日常診療に活かしていければと思います。
自動精算機はじめました
2021.11.01
こんにちは、院長の筒井です。
本日(11/1)より自動精算機を始動しました。
新しい機器の導入で患者様にもご迷惑をおかけした部分もあるかと思いますが、初日はなんとか滞ることなく会計できたみたいでした。受付のスタッフの皆さま対応ありがとうございました、そしてお疲れ様でした。
最初は慣れるまでが大変ですが、慣れてしまえばスムーズな会計作業で患者様の待ち時間短縮に繋がり、また金銭受け渡しがないことで感染対策にもなりますので頑張っていきましょう。
待合室での待ち時間に。
2021.10.30
こんにちは、院長の筒井です。
待合室にモニターを置きました。
最近、来院患者様も増加傾向であり、待ち時間が増えてしまうことで大変ご迷惑をおかけする日もあります。少しでも患者様の待ち時間に有益な医療情報をお伝えしようと思い設置しました。医療情報は随時更新していこうと思います。
自動精算機も11/1より稼働予定ですし、今後も少しずつでもよりよいクリニックを目指していこうと思います。
自動精算機を導入します
2021.10.20
こんにちは、院長の筒井です。
当院でも自動精算機を2021/11/1より導入しようと思います。
コロナウイルスも少し落ち着いてはきていますが、まだまだ油断できない状態であり、今後のニューノーマルの考えでは出来るだけ接触は避ける必要があります。患者様はもちろんスタッフの感染防止・安全のためにも金銭の受け渡しも出来るだけ非接触で行いたく、導入させて頂きます。
慣れるまではご迷惑をおかけすることもあるかとは思いますがご理解頂ければ幸いです。
四十肩、五十肩とは?
2021.10.18
こんにちは、院長の筒井です。
今回は前回の続きで四十肩、五十肩と呼ばれる疾患について少しまとめてみました。
正式病名は『肩関節周囲炎』と言います。なぜ四十肩や五十肩という名称で呼ばれるのかというと、その名の通り、40-50歳頃に肩が痛くなり発症することが多いためです。もちろん30歳でも60歳でも発症する可能性はあります。
(原因)
外傷や石灰沈着性腱板炎など何らかの原因で肩関節内の関節包に炎症が起こることで発症します。
(症状)
夜間痛(痛くて眠れない)や肩が上がらないという可動域制限などの症状が特徴的です。
肩関節周囲炎の症状には3つのフェーズがあります。①炎症期:痛みがとても強い時期②拘縮期:肩が硬くなり動かしにくい時期③回復期:症状が回復してくる時期です。
(治療)
四十肩・五十肩は放っておいてもいつか治ると思われている方も多いのではないでしょうか。確かに上にも記載したように①、②、③の症状の時期があり、③の回復期が存在していることから、自然と治るケースもあります。しかし、中には待てど暮らせど治らないケースも多く、治ったとしても1年以上かかることもあります。1年以上も肩の痛み、肩の動きの悪さを抱えて生活することはとても大変なことです。
早期に治療を介入するほど当然治癒しやすいため、最近は症状の早期から積極的に治療を行うことが推奨されています。治療は上の病期に合わせて変えていきます。
①炎症期:この時期は無理に動かすと更に炎症が増悪するため安静が大事ですが、早期に治療介入していくためには関節内注射による抗炎症を行い、疼痛を抑えます。
②拘縮期:疼痛を再燃させないように注意しながら、理学療法士による運動療法を行います。合わせて関節外注射(ハイドロリリース)・関節内注射(joint distension)による治療を行います。それでも改善困難な方にはサイレントマニピュレーションを行います。サイレントマニピュレーションとは神経ブロックによる麻酔をかけた状態で徒手的に関節包を切っていく処置です。詳しくはhttps://www.tsutsuiseikeigeka-clinic.com/silent-manipulation/
③回復期:運動療法を行うことで積極的に可動域改善を目指します。
以上簡単にではありますが、まとめてみました。患者様の多くが、来院されたときには発症してから数カ月経過しており、やはり四十肩だろうと思っていずれ治ると放っておいたと言われます。確かに治る方もおられるのでしょうが痛みが強い時期は寝るのも辛かったと思います。疼痛を減らす方法はあるため我慢せずに近医にご相談されることをお勧めします。
リハビリ勉強会
2021.10.14
こんにちは、院長の筒井です。
月1回のリハビリ勉強会を行いました。先月から始めたばかりですが、準備が大変で危なく3日坊主よりも最短な1日坊主で終わるところでした。危ない危ない、、。
準備は大変ですが得られることも多く、資料をまとめていたり、出来るだけわかりやすく作ろうとすることで自分の勉強になります。また勉強会を通して理学療法士のスタッフと討論することも出来、連携、知識の共有など多くのことが相乗効果的にレベルアップ出来ます。とりあえず1年間は継続していけたらと思います。
今回は肩関節周囲炎いわゆる四十肩・五十肩と言われる疾患を中心に勉強しました。この疾患を選んだのは最近はこの疾患で受診される方も多く、またこの疾患の治療に関しても以前のものとはかなり変わってきており、医師・理学療法士による連携した治療がとても大事だからです。
そもそも四十肩・五十肩という名前は原因不明の肩痛が四十歳-五十歳頃に出現するということから付けられているようなものであり、原因不明なものに治療の方法がなかったのは仕方ないのかなと思います。しかし今はある程度原因が解明されてきており、治療法の選択肢も増えています。以前のような痛み止めや湿布などで痛みをなんとか抑えながら自然と治るのを待たなければならないというものではなく、積極的に治療していくことが出来るようになってきています。年だから仕方ないと我慢せずに近くの整形外科に相談してみてください。
次回は四十肩、五十肩について少しまとめてみようと思います。